大家さんノート 使い方ガイド

最終更新日:2026年8月10日

「大家さんノート」は、賃貸物件の入居状況と収支をまとめて管理するアプリです。物件・入居者・収支の記録はすべてお使いの端末内に保存されます。

1. はじめの流れ

  1. 物件を登録する——「物件」タブの「+」から、物件名・住所・購入価格・ローン情報・管理費などを登録します。
  2. 部屋を登録する——物件の詳細画面から部屋(号室)を追加します。一戸建てや区分マンションの場合も、1部屋として登録してください。
  3. 入居者を登録する——部屋の詳細画面から「入居受付」に進み、入居者名・家賃・共益費・敷金・礼金・契約期間を入力します。
  4. 収支を更新する——ここまで登録すると、家賃収入やローン返済が自動で計上できるようになります(詳しくは第3章)。

2. 無料プランとプレミアムプランの違い

無料プランでも、物件1件ぶんの管理はひととおり行えます。プレミアムプランでは物件数の制限がなくなり、確定申告用の出力や分析グラフが使えるようになります。

機能 無料 プレミアム
物件の登録
物件・部屋・入居者の管理
1件まで 制限なし
収支の記録
手入力での収入・支出の登録、編集、複製
収支の自動更新
家賃収入・ローン返済・固定費の自動計上
1件のみ 全物件
月間・年間の収支確認
収入/支出/キャッシュフローの集計
入居・退去の管理
契約情報、家賃改定、退去手続き
各種履歴の記録
家賃改定・修繕・固定資産税の履歴
リマインダー
固定資産税・火災保険満期などの通知
データのバックアップ
エクスポート/インポート
確定申告用CSVの出力
青色申告の設定
累積キャッシュフロー推移
投資回収率・月次レポート・月別収支グラフ
バランスシート(B/S)
純資産の推移
評価額の推移・売却シミュレーション
新規購入シミュレーション
購入前の物件の収支試算
物件グループの管理
プレミアムプランを解約しても、登録済みの物件や記録が消えることはありません。ただし新しい物件の追加ができなくなり、プレミアム限定の画面は見られなくなります。自動更新の対象も1件のみに戻ります。物件グループの分けかたも保存されたまま残り、再契約すればそのまま元どおりに表示されます。

2-1. 解約したあとの扱い

解約の手続きをしても、すでにお支払いいただいた期間の終わりまではプレミアムプランのままご利用いただけます。無料プランに戻るのは、その期間が終わったときです。

期間の途中で解約されても、残りの日数ぶんの日割りでの返金はありません。また、解約のお手続きはApp Store(iPhone)またはGoogle Playストア(Android)の定期購入の画面から行っていただく必要があります。アプリを削除しただけでは解約になりませんので、ご注意ください。

2-2. 複数の端末でお使いの場合

プレミアムプランは、購入時と同じApple ID/Googleアカウントであれば、お手持ちの複数の端末でご利用いただけます。追加のお支払いは必要ありません。

【補足】ただし物件や収支の記録そのものは端末ごとに保存されており、端末どうしで自動的に同期されることはありません。iPhoneで入力した内容がAndroidの端末に現れることも、その逆もありません。別の端末へ移したいときは、第5章のエクスポートとインポートをお使いください。

3. 収支の自動更新のしくみ

この機能はいちばん便利な反面、動きを誤解しやすい部分です。仕組みを理解しておくと、「二重に計上された」「修正したのに戻った」といった混乱を防げます。

3-1. 何が自動で作られるのか

「収支を更新」を実行すると、登録済みの情報をもとに、以下の収支が自動で作られます。

3-2. どこからどこまでが作られるのか

ここが最も重要な点です。自動更新は、「前回更新した日の翌日」から「今日」までの期間だけを対象に収支を作ります。

初めて更新したとき
物件の購入日まで遡って、その間の家賃・返済・固定費をまとめて作ります。過去のぶんが一度に登録されるので、件数が多くなることがあります。
2回目以降
前回の更新日の翌日から今日までの、まだ作られていない期間だけを作ります。
すでに作られた期間
何度「収支を更新」を押しても、二度と作り直されません
【補足】自動で作られた収支をあとから金額修正しても、次回の自動更新で元に戻ることはありません。修正した内容がそのまま残ります。同じく、不要な収支を削除した場合も、自動更新で復活することはありません。

3-3. 自動更新は1日1回まで

同じ日に何度も実行できないよう、自動更新は1日1回に制限されています。すでに本日ぶんを更新済みの場合は「自動収支更新は1日に1回までです」と表示されます。翌日以降にもう一度お試しください。

3-4. 無料プランでの対象物件

無料プランでは、1件のみが自動更新の対象になります。それ以外の物件については、収支を手入力で登録してください(手入力自体に制限はありません)。

どの物件を対象にするかは、設定画面の「自動更新する物件」から選べます(物件を2件以上登録している場合に表示されます)。選んでいない場合は、購入日が最も古い物件が対象になります。

プレミアムプランでは、登録しているすべての物件が対象になります。

3-5. 対象外だった期間はさかのぼりません

自動更新は対象になっている期間のぶんだけを作ります。無料プランで対象外だった物件について、あとからプレミアムプランに変更しても、対象外だった期間の収支はさかのぼって作られません

初めてプレミアムプランに登録したとき
すべての物件について、購入日まで遡って作られます。それまで自動更新の対象外だった物件も、このタイミングで過去のぶんがまとめて登録されます。
解約して、無料プランに戻っている間
対象外の物件は自動更新されません。この期間のぶんは、あとから作られることはありません。
解約したあと、もう一度プレミアムプランに登録したとき
再登録したあとの期間から作られます。解約していた期間のぶんはさかのぼりません。
ご注意:解約していた期間の収支が必要な場合は、お手数ですが手入力で登録してください。確定申告の期間をまたいで解約される場合は、この点にご注意ください。

3-6. 家賃を改定した場合

家賃改定の履歴は日付とともに記録されるため、自動更新ではその当時に有効だった金額で計上されます。現在の家賃が過去にさかのぼって適用されることはありません。

4. 確定申告用CSVの出力

「設定」→「確定申告用CSVを出力」から、期間を指定してCSVファイルを書き出せます(プレミアムプラン限定)。出力形式は2種類あります。

白色(集計)
カテゴリごとに金額を集計した形式です。収支内訳書へ転記する用途に向いています。月別にまとめるか、期間全体でまとめるかを選べます。
青色(仕訳帳)
取引1件を1行として、借方・貸方に分けた複式簿記の形式です。会計ソフトへの取り込みに向いています。

4-1. 開始残高と青色申告CSVの関係

青色申告の複式簿記では、期首の残高を元入金として記帳する必要があります。「設定」→「開始残高」に、記帳を始めた時点の預金残高と現金残高を入力しておくと、その日付が出力期間に含まれている場合に、仕訳帳の先頭へ元入金の行が自動で出力されます

開始残高を入力していない場合、この行は出力されません。CSVを会計ソフトへ取り込んだあとで貸借が合わない場合は、開始残高の入力をご確認ください。

なお開始残高は、バランスシートの「累計キャッシュ」にも反映されます。

5. データの保存とバックアップ

物件・部屋・入居者・収支などの記録は、すべてお使いの端末の中だけに保存されます。当社のサーバーへ送信することはありません。そのため、端末の紛失・故障・初期化や、アプリの削除によって、記録は失われます。機種変更の前後を含め、こまめなバックアップをおすすめします。

5-1. データをエクスポートする(書き出し)

「設定」→「データをエクスポート」を選ぶと、その時点の記録をまとめたバックアップファイル(JSON形式)が作られます。メールで自分宛てに送る、クラウドストレージに保存するなど、端末の外に保管してください。

ファイル名は estateflow_backup_20260816_113045.json のように、estateflow_backup_ のあとに書き出した日付と時刻が付きます。上の例なら2026年8月16日11時30分45秒です。何度も書き出しても名前が重ならないので、いちばん新しいものが最後の記録になります。

【補足】共有するアプリによっては、ファイルではなく本文だけが保存され、「テキスト」という名前の中身のないファイルができることがあります。その場合は、メールに添付する、「ファイルに保存」を選ぶなど、ファイルとして扱う方法をお試しください。上のファイル名になっていれば正しく保存できています。

5-2. データをインポートする(読み込み)

「設定」→「データをインポート」から、エクスポートしたファイルを選びます。iPhoneとAndroidの間でも移行できます。

【補足】インポートは、追加ではなく置き換えです。いまこの端末に入っているあなたの記録はすべて削除され、選んだファイルの内容に入れ替わります。取り消しはできません。アプリでも実行前に、削除される件数を確認する画面が出ます。

読み込みが終わると、「物件1件、収支12件、設定1件をインポートしました」のように、種類ごとの件数が表示されます。ここでファイルに入っていた内容をご確認ください。

6. よくあるご質問

Q. 自動更新を押したら、大量の収支が登録されました。

A. 初回の更新では物件の購入日まで遡って作られるためです。誤りではありません。不要なものは個別に削除でき、削除したものが自動更新で戻ることはありません。

Q. 自動で作られた家賃の金額が実際と違います。

A. その収支をタップして直接修正してください。修正内容は上書きされずに残ります。今後のぶんも変更したい場合は、部屋の詳細画面から「家賃を改定」を行ってください。

Q. 「収支を更新」を押しても何も増えません。

A. 次のいずれかが考えられます。本日ぶんを更新済みである、前回更新日から新しい支払日・振込日が到来していない、入居者が登録されていない、無料プランで対象外の物件を見ている、のいずれかです。

Q. ローン返済が元金と利息に分かれています。

A. 確定申告では利息のみが経費になるため、分けて記録しています。収支一覧では1行にまとめて表示され、タップすると両方をまとめて編集できます。

Q. プレミアムプランに登録したのに、過去の収支が作られません。

A. 無料プランで自動更新の対象外だった期間は、さかのぼって作られません。詳しくは「3-5. 対象外だった期間はさかのぼりません」をご覧ください。その期間のぶんは手入力で登録をお願いします。

Q. 青色申告のCSVに、期首の元入金が出てきません。

A. 「設定」→「開始残高」が未入力の可能性があります。また、入力した開始残高の日付が出力期間の外にある場合も出力されません。

Q. 機種変更するときはどうすればよいですか。

A. 記録は端末内に保存されているため、機種変更前に「設定」→「データをエクスポート」でバックアップファイルを保存し、新しい端末で同じアカウントにログインしてから「データをインポート」で復元してください。iPhoneとAndroidの間でも移行できます。詳しくは第5章をご覧ください。

Q. 2台の端末で使っていますが、片方で入力した内容がもう片方に出てきません。

A. 記録は端末ごとに保存されており、端末どうしで同期はされません。同じ内容にしたい場合は、片方でエクスポートしたファイルをもう片方でインポートしてください。ただしインポートは置き換えのため、読み込む側の記録は消えます。

Q. インポートしたら、前に入力していた物件が消えてしまいました。

A. インポートは追加ではなく置き換えのため、実行するとそれまでの記録は削除されます。恐れ入りますが、消えたぶんを元に戻すことはできません。実行前のバックアップファイルがお手元にあれば、そちらをインポートしてください。

Q. プレミアムプランを解約すると、いつから使えなくなりますか。

A. お支払いいただいた期間の終わりまではご利用いただけます。日割りでの返金はありません。詳しくは「2-1. 解約したあとの扱い」をご覧ください。

Q. 新しい端末を買いました。プレミアムプランをもう一度購入する必要がありますか。

A. 購入時と同じApple ID/Googleアカウントであれば、そのままご利用いただけます。反映されない場合は「設定」からプレミアムプランの画面を開き、「購入を復元」をお試しください。

Q. アカウントを削除したいです。

A. 「設定」画面の一番下にある「アカウントを削除」からお手続きいただけます。詳しい手順はプライバシーポリシー第6条をご覧ください。

6. お問い合わせ

ご不明な点やご要望は、以下のメールアドレスまでお寄せください。

info@ajisai-ap.com